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「はよう、見合いに行くぞ。」
朝まで僕は、
綾小路家の前で座っていた。
目の前には、
お祖父様がいる。
そして、父も母もいる。
もちろん、僕を連れ戻しに来たのだ。
僕は、立ち上がらなかった。
「申し訳ございませんが、
この不孝者を
この場で、勘当してください。
後継者は、他所でお探しください。」
僕は、前を見てはっきりと言った。
両親は、
声も出さず驚いて、
顔を見合わせていた。
「何を言っとる。
こんなところで座っておらず、
さっさと見合いを…」
「見合いはいたしません!」
僕は、お祖父様の言葉を
遮って断言した。

