メガネ殿とお嫁さま


もちろん、
自分がめちゃくちゃで、
間違っているのは、
分かっている。

だけど、もう、
これが恋なんだと知ってしまった。

かっこ悪くてもいい。


君にこれだけは、
伝えないと、
僕は、もう一歩も進めないんだ。



僕は、彼女をまっすぐ見つめた。


「あと二週間残っている。」

僕は言った。


「…。」

彼女は黙った。


「僕は二週間で、
君を必ず手に入れる。」


僕は、彼女の目を見て続けた。


今更だろうが、何だろうが、
構わない。


これが、僕の本気なんだ。



彼女は、目を閉じて、
深呼吸をした。


「私は、家を捨てられません。」


彼女は、それだけ言って、
部屋を後にした。