メガネ殿とお嫁さま




だけど、
僕がついたのは、
いくつも山を超えた
さらに山奥で。

タクシー代は13万円かかった。

時計の針は、
10時半を過ぎていた。


そこには、畑と大きな屋敷があって、
僕は、身体が動くまま、
突撃した。

「今が何時かご存知か。」

そう言われても、
僕は、頭を上げなかった。


門の入り口で、
土下座したまま、
一歩も引かなかった。