「そうだね。 お父様やお祖父様にお任せするよ。」 僕も桜子さんのことを言わなかった。 お父様は、 「分かった。お父様と相談するよ。」 と電話を切った。 書類にどっさり溜まった書類を見つめた。 とはいえ、 忙しいのは、ありがたい。 僕は、 一枚づつ書類に目を通した。