かつて、
江戸時代にも今で言うティーン誌や
ファッション雑誌、
女の子向けの自己啓発本など
が存在した。

都風俗化粧伝では、
アイラインの引き方まで解説
100年間ベストセラーの人気本。

彼女たちは、
それを後生大事にそれを嫁入り道具として、
嫁ぎ先に持って行ったことだろう。


その中のひとつに
「女大学」という教育本がある。

武家の女子が身につけるべし
婦徳、婦容、婦言、婦功など
厳しい徳育の思想が、
女性の社会的地位を上げようとする
世間の風潮にとって、
非難の的になってしまった。

しかし、
その当時の混乱と時代の流れの中では
しかたのなかったことではあるが、
女大学には、
今の我々現代人がなくしてしまった
生きる知恵が
書かれていたのではないだろうか。