メガネ殿とお嫁さま


「だったら、なんで、
一緒にホテル泊まった?」

シュウくんは、聞いた。


「何にもしてないよ。」

僕は目を逸らした。


「本当に何もしてないんだな。
少しも触らなかったんだな。」

「…。」

僕は黙った。


「何故、眼鏡を外した。
何故、手を取った。
何故、編入を許した。」

シュウくんは、
僕を責めたてた。


僕は、
血液が脳に上がるのを
止めるように頭を掻きむしったが、
それは、涙になって、
溢れてきた。