メガネ殿とお嫁さま


「あの、
もしかして、
それは、理太さまの
美しいご容姿のことで、ですか?」

桜子さんは、
何か小声で言った。

すると、
ばっ!
と要くんは、
僕の方を振り返った。


「理太ちゃん!
こいつの前で、
眼鏡とったの?!

俺も年一回しか見てないのに?!

何?ってことは、ほんっとに
やっちゃったってこと?!」

か、要くんには、
ここ10年眼鏡取ってないのに、
いつみたんだ!

ってか、
身体ゆすらないでー!!


「…〜っ。

彼女は眼鏡あってもなくても
あんまり意味ないみたいだから
外してるんだ。」


僕がなんとか答えると、



ぼたっ。



ぼた、ぼた、ぼた。



なぜか、
要くんが今度は、
号泣したのだった。