「あ、愛されてるんですね。
理太さまは。」
桜子さんは、
突然の要くんの応対に
戸惑っていた。
僕もおどろいている。
いつもからかってくる
要くんが
僕のクセまで見てたなんて。
「僕、そんなに頭かいてる?」
僕がみんなに聞くと、
沙羅ちゃんと岩ちゃんが、
「うん。
だから、いつも髪ぼさぼさなんだよ。」
と言った。
あわ、そうなんだ。
無意識だったな。
「理太ちゃんは、
俺のヒーローだ。
だから、あんたみたいな、
何考えてるかわかんないやつに、
絶対渡さないよ。」
要くんは、
そう言って桜子さんを睨んだ。

