メガネ殿とお嫁さま


「うっるせーな。
帰れよ、お前。」

要くんが、
そう言ってさらに泣かせる。

僕と岩ちゃんは、
おろおろして、
沙羅ちゃんと要くんを
交互に見た。


「あ、あの…
わたくし、沙羅さまに
ご相談したいことがあります。」

桜子さんが唐突に
発言した。

今、その空気違うし!

絶対違うし!

僕は、
要くんの身体で見えにくい、
桜子さんを
身を乗り出して見つめた。