メガネ殿とお嫁さま



僕は、
山ほどあったパンを
平らげた。

桜子さんは、
僕と自分の鞄を抱えて、
食堂から出ようとする
僕の元へと近寄った。

カヨさんとお祖父様に
「行ってまいります。」
と挨拶をし、
エントランスへと出た。

山下さんに挨拶をして
2人で乗り込んだ。

車の中で、
桜子さんは、
眼鏡入れを出してくれたので、
いつもどおり、しっかりとかけた。

「今日のパン、本当に美味しかったよ。」

僕はお腹を叩いた。


「お粗末さまでした。」

と彼女は笑った。