君=花=俺∗﹡

さっきから、隣に座る竜夜の様子が

なんか変だ。


僕のことを気遣ってくれるのは、いつものことだとしても

なんか、いつもと違うような気がした。


「………着いた。」

「……わ…。綺麗…。」


薄暗くなった街中に

イルミネーションが光っていた。