俺がアイツに惚れた理由





ガラガラ、と教室のドアを開ける。



「あっ、おはよー恭介くん!」


にこにこ笑顔ではなしかけるこの子はクラスの女子リーダーみたいな奴。

名前は、莉愛。



「おはよん!」

「あっ!恭介くん!おはよー」

「おはよお」


そのあとに莉愛の取り巻きも、俺に挨拶する。


可愛い女子軍団。
本当に可愛い、特に、莉愛が。

だけど、美人は3日で飽きるみたいで、最初だけしか特に思わなかった。



「……おはよ。」

と、言い香水臭いあいだを通って俺の席へ。


だが、俺の席には他クラスの男子が。


「チッ」


勝手に座んなよ。
鬱陶しい。


あ、俺口悪いってか?
それはな、言い訳だけど俺は病んでるんだよ。
しかも、この学校の不良リーダーみたいな存在してまーす。

喧嘩強いかって聞かれたら強い方だがべつに特別な感じで強くねぇし、
ただ口悪くガラ悪くしてたらリーダーになった、ってゆーか?

まぁ、性格悪いんで。
一部からきらわれてます、はい。

俺自身、俺は嫌いだ。



「どけよ、俺の席なんだけど?」


睨みをきかして、低い怒張で言う。


「あ?ぁ……あ、す、すいませんっ!」


振替った奴はきゅうに態度変えやがって。
次、んなことしたらリンチにしたるぞ。


とかいってやればいいが、まぁ俺もそこまで怒ってないわけで


「わかったらいいけどよ。」

ニカッて笑ってやったよ、ソイツに。
そしたら、ホッとしたように笑ってきた。


んだよ、可愛いな…。
って俺はホモか。