意地悪なきみの隣。



「冷えるから飲めよ」



そう言われて、私はホットココアを開けて少し飲む。



「最近よく泣くな〜。泣き虫郁ちゃんってやつ?」



「……違うもん」



気持ちが落ち着いて涙もおさまると、大和くんはいつも通り。



「紘樹と市倉、明日一緒に過ごすんだってな」



そうだ、あの2人のことをすっかり忘れてた。


今日も一緒に帰って明日も一緒に過ごして…もう付き合ったと同じだよ。



「そうみたいだね。付き合うのかなあ」



「そうじゃねえの?紘樹、やっと叶うんだな〜」



「やっぱり、高橋くんは陽菜ちゃんのこと好きだったんだ」



そうじゃなきゃクリスマスを誘うわけないか。



大和くんによると、高橋くんの一目惚れらしい。


大和くんは私のことを見ていて何となくその隣にいる陽菜ちゃんを見て言った一言が



『なんだあの美女はっ!!!!』



だそうで。


高橋くんらしくておもしろい。