「4位。俺より遅いじゃん」
「だって…!中島くんが来てくれないからっ!」
退場しながら言い合い。
もしもあの時、すぐに来てくれてたら1位だったかもしれないよ⁉︎
私が走るの遅いのもあるかもだけど…中島くんだって!
「ちゃんと一緒に走ったじゃん、今日はほんとに一緒にな」
門をくぐると頭をクシャクシャとなでて先に行ってしまった。
き、今日はほんとにって…。
きみはやっぱり、変な人だ。
やまとくんと重なったり、また変なことを言ったり。
ほんとに中島くんって変わってるなあ。
先に走って行く中島くんの大きな背中を、バスケットボールを抱えながら見つめた。

