意地悪なきみの隣。






「これ…お礼になった?」



帰り道、ふと質問する。


だって、動物園に行っただけで私は何もしてないよ?

私と地元が近い中島くんが、家まで送ってくれる。


たくさんの動物を見て回ってると気づけば7時を過ぎていた。


夏の夜はまだ薄暗い程度でそんな時間になってるなんて思わなかった。



「40点くらいだな」



「えっ…!」



は、半分もなってないじゃん!

ダメだよそれじゃあ!



「んなわけねーだろ。花マル100点満点」



「本当に?」



中島くんのことだから、嘘かもしれない。

40点が嘘か、100点満点が嘘かどっちだろう。



「40点レベルならキツネだけ見て帰ってるけどな」



「じゃあ、本当に100点満点なんだね!」



それなら良かった。

ちゃんと体操服のお礼ができたんだ。