意地悪なきみの隣。




「それがねえ…全然届かないんだ」



「俺も同じですよ。気持ちは伝えたんですけどね、返事はまだなんで」



「え⁉︎大和、伝えたの⁉︎」



さっきの切なそうな声とは違って、大きな声で言う。



そうだ、俺、あの男に気とられてたけど
クリスマスに告ったんだよな。


郁ちゃんなら雰囲気にのまれてYesを言うかもしれないからって返事は先延ばしにしたっけ。



あいつきっと俺に話しかけにくくなったんだろうな…そんなことしてたら。



「まあ…はい」



なんか照れ臭くて、そんな返事しかできなかった。