そのあとターンしてモップをかける時、悠は俺の隣から離れた。
自動的に他の奴らがつめるような形になり「なんだあいつー?」「抜けてんなよ〜」なんてメンバーの声を聞いた。
片付けを終え、着替えをして学校を出る。
冷えた汗に風が吹くとさらに寒く感じる。
ネックウォーマーに思わず顔をうずめ、肩が上がる。
「大和っ」
後ろから声を掛けられ振り返ると雪乃先輩がいた。
小走りで俺の隣へ来る。
寒いねえなんて言いながら手袋をはめる。
「お疲れ様っす」
雪乃先輩は電車通学で俺は徒歩だけど、途中まで道が同じなわけでたまに別れ道まで一緒に帰ることがある。
今日もそういう日の一部だ。

