「お前、最近調子悪い」
「………わかってる」
なんだ、悠にも見えてんのかよ。
情けね…。
モップを見つめながら、ポツリと返事をする。
そんな俺に、はあ…っとため息をついた。
「雪乃先輩との話聞こえた」
きっと昼休憩の時のことを言ってるんだろう。
ちらっと悠を見ると、悠も俺を見ずに前を見たまま。
悠はいつも元気な奴で、でもバスケになるとスイッチが入るような奴。
いつものモップかけの時はこんな空気出さないで、笑ってるんだけど。
今日は変だ。
っつーか人のこと言えねえか。
「集中しろよ、バスケしてる時くらい」
「わり…」
そう言うしかないくらい、自分がみっともない。

