「そーやって強がってるとあの男にいつかとられちゃうよー?」
俺の頭を指でツンツンとつつく市倉。
「そうだぞ、お前がこんなんだと進まねえぞ?ましてや相手はあのバカ西野」
そう言いながら俺の頬をつねる紘樹。
そうだよな〜…。
このまんまだとあのよくわかんねー奴にとられちまう。
俺がこんなんだったら何も変わんねえ。
だから、こうー…
「……って、お前らいい加減にしろ!」
黙ってりゃずっとつついてくるしつねってきやがる。
何なんだこのカップル!
ビクッと2人とも一歩ずつ俺から離れ、両手をあげる。
いや、俺、銃なんて持ってねえから。
「…まあ、お前らの言ってること間違ってねえけど」
あ〜俺、こんなんじゃねえのにな。

