「正直さ、どう思うの?」
「何が」
「郁とあの男子の関係」
「……別に」
机に頬杖をつきながらぶっきらぼうに答える俺と、どこか余裕そうな市倉。
と、のん気にあくびをする紘樹。
そして、市倉の相方とも言える郁ちゃんはというと…
また、あの男と話し込んでる。
本気で、何なんだ。
休み時間になると頻繁に話しに来る男。
「郁ってさ、私といるイメージしかないでしょ?」
「だから?」
「そんな子がひょこっと出てきたどこぞの男と、私を差し置いて話すなんてね〜。いい感じじゃないの?」
こいつ、わかってんだ。
俺があいつを好きなことも、俺があいつに告ったことも。
だからこーやって嫌味ばっかり言ってくんだ。
なんて奴だよ、紘樹の彼女は…。

