「誰あいつ」 ポツリとつぶやく俺。 視線の先には郁ちゃん。 …と、誰あいつ。 誰あの男。 「誰あいつ」 「同じ言葉ばっか言ってんなよ〜」 のん気に購買で買ったオニギリを食べる。 お前はのん気でいいよな、お前はよ。 年が明けて、始業式を終えた。 ようやく冬季の鬼練も終わり、通常の練習が始まる。 高校初めての冬休みはバスケ三昧だった。 これで強くなれたかな。 と、ご褒美にと紘樹と購買に行った帰り。 教室に戻ると郁ちゃんが男とそれはそれは楽しそうに話している。