「メリークリスマス!」
突然、ドア越しにそう聞こえてきた。
「えっ⁉︎」
「ドア、開けてみろ」
言われる通りにそっとドアを開ける。
カチャリ…と音を立てたドアの先にいたのは…
「わっ…!サンタさん?」
「大和サンタさんです」
白のポンポンがついた赤のニット帽に白ヒゲを顎につけて、
服装はサンタさんそのもの。
ネットで買ったみたいに上から下までサンタさん仕様。
「あー、わりぃ、俺ポンコツサンタさんだからさ…」
頭をポリポリかきながら、眉毛をハの字にさせる。
「この部屋で郁ちゃんへのクリスマスプレゼントなくしちゃった。探してくんね?」
「ええっ!プレゼント??用意してくれたの?」
急な約束だったのに…。
「うん。でも、見当たらねえの。だから探し出して」
な、なくしちゃったんだ…。
私だって、どんなプレゼントなのか気になる。

