意地悪なきみの隣。




「まあ、俺んちってのは本当だけど」



「えっ」



思わず固まってしまう。


そんな私を見て、また笑い出す。



「バーカ、別に俺何もしねえよ?急に決まったから店とか予約できなかっただけだっつーの」



そ、そっか…なるほど。


確かにクリスマスの前日に予約とかって難しいもんね…。


って、そんなことをしようとしてくれたんだ?


私は普通にショッピングモールとかの意味でお店って言ったんだけど。



「あー、やっぱバカはおもしれえ」



「なっ…」



久々に意地悪をされた気がした。


中島くんがやまとくんだって気付いてから意地悪があんまり無かった気がするの。


いや…ない方がいいんだけど、なんだか、しっくりきてしまうというか…。


そんなことを考えながら大和くんのお家に向かう。


小さい頃、よく遊んだけどお家には行ったことがない。


はぁ…なんでこんなに覚えてるのに大和くんのことに気付けなかったんだろう。



はぁ、もうバカだなー私は。