裏切りという名の愛でした。

ーーー








「千尋。
あなたには見損なったわ」



瀬奈ちゃんは腕を組みながら千尋を睨む。







「え…?」


「昨日の放課後。
私と帰る約束を破ってまで何してたの?」


「そ、それは…」


「まさか、親友の彼氏と浮気…じゃないよね?」







その言葉を聞いた千尋の目は大きく開かれる。