裏切りという名の愛でした。

ーーー






「おはよー!夢叶、瀬奈ちゃん!」



千尋は何事もなかったかのように私たちに挨拶をする。


それもそうか…
2人は私たちに気づいていなかったのだから。







「どうかしたの?」

「いや。千尋、今から話ある」




今から?と不思議そうな顔をして瀬奈ちゃんについていく私と千尋。