「俺の焼いたクッキーです。
美味しいから食べてください!」

俺は三田さんに
ラッピングしたクッキーを渡した。

「すごーい!
佐々くんってー、超すごいんですけどかぉ。」

三田さんはくねくねと身体をよじらせた。


チカは、絶対そんなことしない。




ばんっ!!


その時だった。
いつもより早く、
つぐみさんが出勤してきた。


「お…おはようございます。
つぐみさん。」

「こ、こ、こ、公園に
ホームレスがいる!
何とかしろ、新!」
つぐみさんが、
息切れをしてそう叫んだ。

「ほ、ホームレス⁈」

俺は、隣の公園に
様子を見に行った。