廉が来たこの日はとても長く感じられた。やっと学校が終わる。

「蘭ー!今日お茶しない〜?」

希美と空からカフェデートに誘われた。

「お!?行く行くっ」

そう言って教室を飛び出そうとした瞬間。

いきなり手首を掴まれた。

「ねぇ、ちょっと待って。話したいことがあんだけど。」

「ご、ごめん。蘭はこの後予定が…」

希美と空には、話してきなさい!と言われ仕方なく話をした。