きっといつか

次の日、あたしは朝起きて顔を洗って朝食を食べて、着替えて神社へと向かった。



神社への道は一本道。

だけど、坂道やら階段やらで着くのは10分はかかる。




神社の前の階段を上がろうとした時に、1番上の段のところに人影が見えた。


何段も何段も階段を登っていくと、そこにいたのは、黒い着物を着た男の人。

年はあたしより5つ上くらいの人で、背が高くてとても端整な顔立ちをしている。


ここら辺では着物を着ている人はあまり珍しくないから、不思議に思わなかったけど、あんなイケメンこの近くにいたかな。

などと思っていると

ズキッと頭の奥が痛くなった。
少しして治ったけど、一瞬なにか見えたような気がした。



そしてあっちもあたしに気づき、ペコッと小さなお辞儀をしてきたので、あたしもお辞儀をした。


男の人は振り返り、階段を下りていく。



あたしは特に気にしないまま神社に行き、手を合わせてお参りをした。


それからしばらく神社で昔のことを思い出していた。