優しい黒魔女

「怪訝に思われてまたこの森に入られては困りますしね」

「そうなのよねぇ。仕方が無いから起きたら早めに追い出すことにするわ」

「それが適当でしょうね」



先が思いやられるわ、とマイコは溜息をついた。

食べ終えた食器を重ねて流し台に持っていき、腕を捲る。

食器を洗いながら明日どうするかを思案する。



(本来は明日が薬の納品日なんだけど、街に下りてる間に目を覚まされても困るものね。でも待たせるのも悪いし…ああ、そうだわ)



「ローダンセ、明日留守番をお願いしてもいいかしら。オリーブとスケトシアも呼ぶから」

「お任せください」



ローダンセは顔を綻ばせて力強く頷く。

マイコに頼られる事が嬉しいのだ。