きっと篠さんも負けず嫌いなのだろう。
今のは俺が篠さんの威圧感に負けた。
「早く終わらせて勉強するんでしょ?
2人でやった方が早いじゃん。
早く終わらしましょう」
可愛げがないといえば失礼かもしれないが、篠さんの素振りに可愛さなんてものはない。
愛嬌も言っちゃあ悪いがあるわけでもないし、とりあえず俺の周りにいつもいた女子のようなオーラがない。
あるのは琴李京香のようなプライドみたいな雰囲気…。
まぁ言わば、俺の苦手なタイプということだ。
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「終わった……」
ようやく実験室の掃除が終わった。
所要時間、約2時間半…。
残りは外のゴミを捨てるだけ…。
もう19時前のようで外は真っ暗だ。
「電気消しますよ?篠さん」
「あ、うん」
バケツやらホウキを掃除用具入れの中に片付けてている篠さんに声を掛け、電気を消す。
ちなみに電気は初めの時からついたり消えたりを繰り返していた。
カチッ
「うわっ……」
思った以上に暗くて消した自分が驚いてしまった。
最後の方…電気ついててよかった…と心の中で思った。

