「うるせぇ、実験室の掃除してんだから仕方ねーだろ」
「実験室ってもしかして化学?
あんな汚いところよく掃除するね。
もしかしてパシられてるの?」
暮人も知ってるぐらいあの化学実験室は有名なのか…。
そりゃぁ篠さんも心配してくれるはずだ。
「パシられてるけどパシられてると思ってない」
「…っぷっ、何それ!
ただのいじめられっこじゃん!!」
お腹を抱えて笑い出す暮人に少し腹が立つが気にしない。
「じゃぁ俺行くな、まだ終わってないんでね」
「1人でやってるの?手伝おうか?」
「手伝う気なんてないだろお前…。
それにもう手は足りてるからいいよ…」
「あれ、誰かとしてるんだ、よかったじゃん、友達できて」
「別に友達ってわけじゃ……」
別に篠さんとは友達って関係でもないし、篠さんからもそんなの願い下げだろう。
カタン
廊下から物音がする。
誰か来たのか??

