俳優と、恋愛と。






「かっこ悪くたっていいよ」





「え?」






「かっこ悪くたって、誰になんて思われたって俺は構わない。
俺のやることは俺が決める。

決められた線路なんて歩かない。
俺にしかない道を見つける。

無駄なんて思いたくねーんだよ。
めんどくさがりだからな。」





「…………」





そう、これが俺。

面倒くさいことが嫌い。

いつでも低燃費。

信じているのは自分だけ。




だから自分が決めたことはやり通す。




「……本当…変わってるね…」




「別に…周りの目なんて気にしない。
篠さんが俺のことどう思おうと勝手だ。

だが俺の決めた道を否定だけはしないで欲しい。
俺の道だから」





「……ごめんなさい…。」





そう言うと、また掃除に戻ってしまった篠さん。
別に謝って欲しいわけでは全くなかった。
半分自分に言い聞かせてもいた。
まさか、謝られるとは…。