俳優と、恋愛と。






「まずは……ホウキ?
いや……どこにあるんだよ…」





埃の蔓延してる部屋には電気のスイッチさえどこにあるかわからない。
真っ暗な部屋のどこに掃除用具箱があるかもわからない。



まずは電気だな……。





壁伝いに中に入って、電気のスイッチを探るが…ない。





ガタン





「いって…」





何かを踏んでしまったようだが、何かわからない。





なんだよここは!!





「くっそ……」





カツラも蒸れて暑くなるし、メガネも体温が上がって曇る。
外してもいいかなぁ…誰も来ないし……。
なんて思うものの、地毛に埃が付くのも嫌なので変装したまますることに。





まぁいいや、何からしよう…。





そう考えた時だった。






カチッ






「え……電気ついた…」





いきなりカチッと音がして電気がついたのだ。





「電気のスイッチは教卓のところだよ」