「俺、頑張るよ。クラスなんてどうでもいいと思ってた。学校生活なんてさっさと過ぎ去って終わればいいと思ってた。

でも、来年こそ、芸能科で中心になって文化祭や色んなイベントに取り組むよ。」





「うん。蓮なら…できるよ」





「俺のめんどくさがりが治るなんて思ってもなかった」




面倒くさいことはしない。

面倒くさいことには関わらない。

敵はいらない。必要なのは味方だけ。

でも誰も信じない。

信じているのは自分だけ。

常に低燃費で。



それが俺だったのに…。






本当に…こんなに俺が変われたのは……。




「葵…本当にありがとう。大好きだ」




俺を知ろうとしてくれた、いつも支えてくれた、
強くみえているようで、本当は不器用な弱い子だった。


葵のことをもっと知りたくなって、もっと自分のことを知ってもらいたくて…。




感謝しきれない。
俺は今、誰よりも大切な葵に愛を叫ぶよ。







〜…………end…………〜