『気づくのは遅かったけど本当にお前はいいやつだよ』
『3ヶ月間だけだったけど、これからもクラスメイトには変わりないよ』
『いつでも遊びに来いよ!』
『また会ったら声かけてね!!』
色んな方向から沢山の声がかかる。
そして私、樫月くん、美結の三人が瀬田(蓮)の前に並んで立つ。
「葵のこと沢山守ってくれてありがとう。
まぁ私は見下したりしたことはなかったけど、瀬田って本当に頼りになるやつだなぁと思ったよ。
葵とこれからも仲良くしてあげてね。もちろん私とも。」
「初めはどんな人か全然わからなかったけど、山で葵の上を助けたって聞いた時から君のことは一目置いていたよ。
また機会があったらゆっくり話そう」
「3ヶ月間お疲れ様」
美結、樫月くん、私の順に話し、蓮にプレゼントを渡す。
今日の朝、美結が買ってきた花束と、昨日必死にみんなで書いた、アルバムだった。
3ヶ月間の文化祭、遠足、全てをまとめたアルバム。
もちろん蓮が写ってるのは少なかったけど、このクラスのメンバーのことを忘れないで欲しかったから。
もちろんみんなからのメッセージカードも入っている。
「葵の上、お疲れ様っておかしくない?もっと他になかったの」
「え……」
蓮がお姉ちゃんから命令されてきたことはみんな知らないからお疲れ様じゃおかしいと思うのは当然だった。

