「で、日誌は教卓の中に入ってるファイルに挟んで、終了」
私は教卓から今までの日誌が入れられたファイルに今日の日誌を挟む。
「へー……」
「……………瀬田……。」
「なに?」
「……勉強…明日の分だけでも見てあげようか?」
なんでこんなことを口にしたのかわからない。
でも、私には瀬田が無残に見えて仕方なかった。
少しはバカにしている先生たちを見返したいと思わないのだろうか。
「いいのか??」
「私の教えられることなんてたかが知れてるけど…」
ギュッ
「よろしく頼む!!」
瀬田がいきなり私の手を握る。
な、な、何よ!
いきなり手を握るってなに!?
軟弱そうに見える瀬田の手は、そんなんじゃなくてゴツゴツしてて、男の人の手だった…。

