これだけみんなが信頼し始めたら、みんなも協力してくれるはず。
「よし、早速3人で考えよう!」
そう美結が言って、樫月くんも頷いてくれる。
二人共…協力してくれるんだ…ありがとう!
そうして2日間、3人で休み時間、放課後、時間を惜しむことなく話し合いを続け、クラスの子達にも協力を得た。
そして木曜日。
今日は久々に蓮と帰宅。
というか初めてじゃない!?
少しウキウキしながら蓮と二人で並んで帰る。
2人で話すのも久しぶり…。
「葵…なんか話すの久々な感じする」
「うん…なんか緊張する」
今はまだ瀬田のままだけど、話し方は蓮だ。
「明日で最後だね」
「あー、まぁ長かったよなぁ…」
長かった。
たしかに、短いんだけど、その間に色々ありすぎて、長く感じた。
「最後にクラスに馴染めてよかったよ」
やっぱりそこは大きいよね。
ずっと蚊帳の外だった瀬田が今はもうクラスに溶け込んでいる。
「蓮がすごいからじゃん。
痴漢犯を捕まえるとか、あ、他の人の日直も手伝ってたし!」
女子生徒が黒板を消していたらさりげなく手伝っていた。
それはみんなが知ってる。
他にももっとたくさん…。
「葵のおかげだよ」
「え?」

