俳優と、恋愛と。






「明日の予習…大丈夫なの?」




「予習とか………したことないし……」





「…………………は?」





予習なしでどうやって授業を受ける気なのだろう?
こんな頭のいい高校では予習復習が基本ではないのか?





”あなた…本当に入試受かったの……?”




なんて言葉が喉に引っかかったが、さすがに失礼だと思っていいとどまる。





「日誌とかも初めて……」





「そう……なの?」





「中学の頃は、日誌係がいたし、前の高校には日誌自体なかった」





日誌のない高校とかあるんだな…。
まぁなくても生活はできるしな…。


というか、日誌を書いたことないなら私が代わって正解だった。





「初めての日誌…。何か書く?
全部私が書いちゃってるし…今日の感想、一文ぐらい書けば?」




そう言って私は紙を瀬田の方に向ける。
残りの空白スペースにうまく書き切れるだろう。




瀬田は無言で一文書いた。
相変わらず無愛想…。