「続けたい………続けたいです!!
最後まで!最後までやりきりたい!!!」
「そう…。どんなしがらみが付いてきても…そう言える?」
「はい。ただ……お願いしたいことがあります!!」
「なに?」
俺はいつも…演技には、演じることに関しては一生懸命やってきたつもりだ。
でも…こんなにも本気になれた作品は…これが初めてなんだ…。
だから最高の形で完成させたい。
こんな状態ではダメだ。このままではスタッフや、他の関係者のやる気までなくなる…。
そして……完成させるだけではダメなんだ。
完成させて…今のこの現状を、このスキャンダルをうやむやにできるような結果を出さないと…。
「1週間で………。
残り1週間で映画を完成させる。」
「いっ、1週間!?」
杉浦みずきが涙をためた目を大きく見開く。
琴李京香は表情を変えないでまっすぐ俺を見ている。
「無理を言っていることはわかります。
でもそうじゃなきゃダメなんです。
1週間、ぶっ通しで残り全てのシーンを撮り終えます。
俺も学校を休んでこの映画に前のめりになります。」

