それは一週間前の事…。
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あの日、俺と杉浦みずきの熱愛報道がされた日。
マネージャーに連れてこられた家には、杉浦みずき、杉浦みずきのマネージャー、そして琴李京香が集まっていた。
みんな円になって、座ることも忘れて黙り込んでいる。
「………京香さんっ…及川くんっ……ごめんなさいっ!!!!私のせいで……」
「……べつに杉浦さんのせいじゃありませんよ…」
俺だってあの時は何も考えてなかったわけだし…。まさかこんなことになるなんて…。
杉浦みずきは必死に流れる涙を抑えようとしている。
「出てしまったものはしょうがない。
今大事なのはそんなことじゃない。」
琴李京香は……特に怒っている様子はない…。
相変わらず…誰も触れられないような…凜とした立ち振る舞い…表情で……。
この報道にも…全く動じてないのか?
「事実とは違ってようが、発表されてしまっては仕方がない。
この事実を変えることはできない」
確かにそうだ。
今から出版社に問い合わせて拡散を止めてもらおうが、嘘ですという情報を流そうが、世間に広まってしまった以上、変わることはない。

