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「相変わらずすごい人……」
パーティー会場に戻ったものの、人は依然として多いまま。
料理まで辿り着くのは無理だな…。
そう思ってまた壁にもたれて過ごすことにする。
『あなたはどこの女優さんですか?』
「へ?」
そう言って話しかけてきたのは知らないイケメンさん。
誰だろう……この人…。
「あの……私、女優じゃありません…」
『え、本当に?
君、可愛いからどこかの事務所の子だと思ったのに。
ということは、事務所にはまだ入ってないんだね?』
「あ…まだというか…入るつもりは……」
この人……芸能界の事務所の方なのかな……どうしよう…。
『ぜひ我が事務所に入ってよ!
君なら成功すること間違いなしだから!!』
「あ、いや…だからそのつもりは…」
『おい抜け駆けはよせ、俺はもっと前からこの子を狙っていたのに』
そう言ってまた違う知らない人が私たちの会話に加わる。

