俳優と、恋愛と。







ザワザワ





いつの間にか会見が終わったようで、静かだった船も賑わってきた。





「終わったみたい……」





「おいで、葵」






「?」






おいでと言われていきなり手を私に差し出す蓮。
握ればいいんだろうけど……どこに行くんだろう?



疑問に思いながらもゆっくり手を差し出すと、蓮に力強く握り返される。


そして私の手を引いて、甲板から中へ、スタッフルームらしき人気のないところに連れて行く。




目の前にはどこかの部屋に入るドア。
このドアはどこへ続くドア?





「ここは何の部屋?」






「入ればわかるよ」





そうして蓮がドアに手をかけ、開くと、そこにいたのは、お姉ちゃん、みずきさん、マネージャーさん、スタッフのみなさんだった。