「だって葵モテるのに自覚ないし。
樫月くんにひょこひょこついていきそうだし」
「最低、私をなんだと思ってるの?
それより蓮の方が可愛いモデルさんとかに誘惑されて浮気しないでね」
「俺は初めからモデルの着飾った女は嫌いだ」
「そんなの、私だって男子のこと嫌いだもん」
「………ハハッ、俺そういえば女嫌いだったわ」
蓮がお腹を抱えて笑っている。
そうだ、私もずっと男の子が苦手だったはずなのに…。
「俺らってどこか似てるよな、はぁ、なんか心配なんてなくなった」
「うん、私は蓮以外は好きになったりしないから大丈夫だよ」
「俺も」
そういって口づけを交わす。
幸せだ。
どうして拒んでしまったのだろう。
あの時ちゃんと蓮に相談しておけば、別れを選んでいなければ…。
今一度、歩き出す。
2人で、私はもう迷ったりしない。
蓮が……好きだから。

