「そして最後、……もう別れるなんて言わないこと」
「…………言わない…」
「ほら、約束」
こうやって約束するのは何回目?
蓮が私に小指を差し出す。
私はその指に自分の小指を絡めて、何度目かの指切りげんまんをする。
「なんかいいな…この感じ。
離れてた分、今、すごい幸せなんだけど…」
「……私も…」
やっぱり私は……蓮といるときが一番心地いい。
「葵……俺、もうすぐ普通科からいなくなるんだ。
元から3ヶ月って約束で、この映画のために編入したから」
蓮が編入してきて、遠足があり、テストがあり、文化祭があって……後少しでもう三ヶ月が経とうとしていた。
「クラスが違ったって、会えなくたって、俺はお前が好きだから。
ずっと俺の彼女だから………浮気するなよ」
「………なにそれ、それだと私が浮気するみたいじゃない、やめてよ」

