「嘘………」
やっぱり会見中に抜け出したら目立っちゃうか……。
「それに、舞台に上がった時から葵がどこにいたなんかわかってたし」
「ど……どうして…」
「ドレスが似合うかわいい女の子なんて葵しかいないからすぐに見つかったよ」
「そんな嘘いらないから」
あんな大勢の中から、あんなに端にいた私を見つけるなんて無理だよ。
「嘘じゃねーし。自分の女ぐらい見つけられて当たり前だろ。
それにそのドレス着こなしてる奴なんて葵しかいないし」
「え?」
「やっぱり似合ってるなぁ……サイズもジャストサイズじゃん、俺天才……」
「ちょっと待って……なんでドレスのこと知って……まさか……」
「そのドレス送ったの俺だもん」
だもんって……女子じゃないんだから…。
じゃなくて、このドレスは……蓮が……。
「絶対似合うと思ってたんだよ。
サイズは抱きしめた時のなんとなくの感覚だったんだけど、ぴったりで良かった」

