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「ねぇ、本当に戻らなくていいの?」
「だから、もう俺は全部話したし、戻ってもすることねーよ」
「でも……」
甲板には依然として誰もいない。
あたりも船と波の音がするだけ。
パーティー会場を抜け出してからずいぶん経つのに静かなままだ。
「それに……嬉しかったけどあんなふうに私と付き合ってることを口外して良かったの?
あとどうして出て行ったのが私ってわかったの…?」
「いいに決まってるだろ。
どうせ熱愛報道されるなら本当の彼女とがいい。」
「そ……そういう問題じゃ……」
「それより、うちのマネージャーが色々言ったみたいで本当に悪かった。
葵1人に全部背負わせちゃったし」

