言葉が心に響く。
蓮の暖かさがじんわりと私の体に染み込んでいく。
「俺はお前と別れたつもりはない。
勝手でごめんな。でも俺は葵なしでは生きられないから。
だから……葵の素直な言葉を聞かせろよ。
偽りの言葉じゃなくて、葵の本心を」
好きだよ蓮………私はあなたが好き……。
「ごめん……なさい……私……好きなの……蓮が…蓮が好き……」
そう言った途端、体を反転させられ、真正面から抱きしめられる。
「その言葉が聞きたかった……」
そうして私たちはしばらく抱き合ったままでいた。
自分たちの存在を確かめ合うように。
____________________________
しばらくして、お互いの体を離し、2人で海を眺めていた。
「………蓮は……会見に戻らなくてもいいの?」
「もう話すことは全部言ったから。
今は葵との時間の方が大事」
蓮は私のことを怒ったりしてないのかな?
私が結局蓮を振り回しちゃったし。
それに結局私達は付き合うの?

