「これは葵ちゃんの招待状。」
そう言ってみずきさんが差し出してきたのは小さな封筒だった。
みずきさんが封筒を開けて中に入っているカードを見せる。
カードの一番上には私の名前があり、時間や場所などが記されている。
日時は明日の夜……。
「”愛の叫び”公開記念パーティー……?
公開記念って……もう撮影終わったんですか!?」
「えぇ〜♪まぁね♪ということで、オシャレしてきてね?」
そう言ってウインクをするみずきさん。
そして立ち上がって帰ろうとする。
「待ってください!私なんかが行けるパーティーじゃ…」
「京香さんがどうしても今日家に帰れないからって私が代わりに届けに来たのよ。
だから葵ちゃんにくる権利は大アリ!
むしろ葵ちゃんが主役だし♪」
「何を言ってるんですか、それに着ていく服とかも私持ってませんし…」
こんな盛大なパーティーなんだから、きっとドレスとかを着ないといけないんだろうけど、そんなの一着も持ってないし、どんなものを選んでいいかもわからない。
「それについては大丈夫♪
じゃぁ私も色々準備がありますので!
明日必ず来てね?ではお邪魔しました!!」
「あ!みずきさん…」
「ん?」
玄関に颯爽と向かって行くみずきさんを呼び止める。
「ありがとうございました……」
「…………仲直りするのよ〜」
みずきさんは少し驚いた顔をして、家を出て行った。

