俳優と、恋愛と。







「みず……きさんっ……私っ……どうしたらっ……」





涙が目から溢れる。
何度泣いても、どれだけ涙を流しても…尽きないなんて…。






「蓮に……嫌われちゃったっ……望んだのは私なのにっ………蓮っ………」






「落ち着いて、及川君が葵ちゃんを嫌ってるって決まったわけじゃないでしょう?」






「だって!私はっ……最低なことを言ったから……もう許してもらえないっ……」






思い返すだけでも心が痛くなる。
蓮に最低な言葉を言った。
蓮の傷ついた顔が脳裏に鮮明に焼きついている。
あんな顔させちゃうなんて…本当に私は最低だ…。





「及川君に会いたい?」





「………会いたい…ですけど…。
蓮は私になんか会いたくないと思います…」






「明日ね、船上パーティーがあるんだけど」






「船上パーティー?」






いきなりなんと唐突な話なのだろう。
蓮に会いたいということと、どういう関係があるのだろう。






「えぇ、1週間、私たちが何もしてこなかったと思ったら大間違いよ♪」






「?」






みずきさんの話していることが全く理解できない。
船上パーティーに、今までの一週間……。
何の話なんだろう。