「なんすか……こんなとこで…」
「葵ちゃんに会ったの」
「は?」
「葵ちゃんが明日の放課後会って欲しいんだって」
会える……と思うと嬉しいんだが…。
「なんで人伝いなんすか…」
どうして俺に直接言ってこないんだよ…。
「さぁ?そこまでは私もわからない。」
「というか葵とどこで会ったんですか?」
「たまたま。ここに来る途中に会ったの」
たまたま……ということは…本当はメールしようとしていたのか?
それでたまたま杉浦みずきにあったから頼んだのか?
メールもしたくないくらい俺のことが嫌いなのか?
「もぅ、元気出してよねー。
張り合いがなくて全然楽しくないんだけど」
そう言って杉浦みずきは俺の上半身を肩口から腰まで人差し指で撫でる。

